失敗をシンプルに受け入れる
失敗は、乗り越えるというより、そもそも悪いことばかりではありません。
失敗という味を知ることで、
人生がより味わい深く豊かになることもありますし、
上手くいかなかった時にこそ見えてくる物事があります。
結果が失敗であれば、それは失敗です。
覆すことなんてほとんど不可能ですし、仮にそうしても、あまり意味はありません。
失敗を自分の中で認められないままでいたら、
ずっとそのオモリを背負って人生を生きなければなりません。
ですから、
失敗をしたらそれをシンプルに受け入れます。
それら全ては自分のしたことであって、
それは素晴らしい人生を送るための必然だったと考えるべきです。
そうすれば、
後悔という名のオモリは簡単に手放すことができて、前向きな思考を生み出すこともできるでしょう。
捉え方によって失敗は有用な道具になりますから、
あえて人生、死なない程度に失敗しておいた方がいいと思います。
(須藤元気著)
過去は変えられる
僕は、過去は変えられると思っています。
失敗したという事実はもちろん変えることはできません。
しかし、須藤元気さんが言われるように、
失敗したという事実はそれを本人がどう捉えるかによって、
ポジティブな感情や思考、行動、経験に変わるものです。
物事の捉え方は、人によって千差万別です。
例えば、営業職において、
「雨が降っている」という事実を、
過去の経験から「服が濡れるし面倒だな」と捉え、「喫茶店でサボる」という行動をとる人がいる一方、
過去の経験から「サボる営業職が多いからチャンス」と捉え、「人一倍外回りを増やそう」と決断し、行動する人もいます。
この例えは、
失敗したことに対してというより、日常の出来事に対しての捉え方について述べていますが、
基本は過去の失敗に対しての捉え方にも適用できることだと思っています。
まとめ
失敗を素直に受け入れるのは難しいことかもしれません。
誰かのせいにしたり、
環境のせいにしたり、
運のせいにしたりと、、、
確かに100%自分の責任ではないのかもしれません。
しかし、
失敗をシンプルに受け入れることで得られるものもあります。
それは、内観することの大切さを再認識できることです。
失敗をして自分の周りを少し静かにすると、
直感の声、魂の声がクリアに感じられるようになり、
「人にどう見られるか」ということなど本当にどうでもいいことだと、実感したりできます。
その上で、
改めて新しい行動に移せるようになると、
視座が高まり、
ポジティブな過去として失敗が有用な道具になるのではないでしょうか。
ですから是非、失敗をシンプルに受け入れて、
前へ進む推進力に一緒に変えていければと思います。
Have a nice day!!
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