感謝は幸福感を高めるだけでは留まらない

ポジティブ心理学

感謝の研究成果

まず、ある研究からご紹介します。

心理学者のロバート・エモンズマイケル・マッカローは、

一連の研究の中で被験者を2つのグループに分け、

1つのグループには「ちょっとしたことでもいいので、毎日、感謝できることを5つ書いてもらう」という実験をしました。

ちなみに、感謝の対象は親族、歌手、健康状態、自然、神様まで、ありとあらゆるものが対象です。

僕の例で言うと、

  1. いつも気にかけてくれる家族
  2. ポジティブな気分やモチベーションを与えてくれる友人
  3. 不自由のない生活を提供してくれているすべての人の貢献
  4. 栄養と活力を与えてくれる食材や様々な命
  5. 気持ちを鎮めてくれる太陽や自然

などを書きましたが、もっと具体的で身近なものでも構いません。

このように、1日の内で数分、感謝する時間をとったことで素晴らしい効果をもたらしました。

感謝できることを考えたグループは、何もしなかったグループに比べ、

・人生をもっと肯定的に評価できるようになった

・幸福感が高まり、ポジティブな気分を味わえるようになった

・人に対して優しくできるようになり、積極的に手伝いを申し出るようになった

・よく眠れるようになり、より多く運動するようになり、身体的な不調も減ったなど

ワークのポイント

このワークを続け、普段起こる良いことにもっと気づきやすくなったら、

大事に思う人の名前や、

あなたがしたことや誰かがしてくれたこと

気がついたことなどなども書き入れてみることがお勧めです。

ポイントとしては、

何かの課題のようにおざなりに行うのではなく、

書いていることを目の前に思い浮かべたり、書きながらもう一度経験しているように感じることです。

何事も積極性を持って熱心に取り組まなければ、その効果は思っているほど得られません。

まとめ

人間は好ましい状態に直ぐに慣れてしまう生き物です(快楽順応)。

当たり前」が幸せを遠ざけてしまいす。

僕もこのワークを行うまでは、

様々な恩恵を当たり前のように意識することなく過ごすことが多く、ともすれば不満ばかりに気を取られていたように思います。

ですが、この事実を認識してからというもの、

食事の最中や通勤途中、

人とのコミュニケーション、

ただなんとなく歩いている時にさえ、

自分が恵まれた存在の一人なのだと感じることが増えてきました

そして、周りの人に対して喜んでもらえるような親切心が育まれていることを実感しています。

お気づきかと思いますが、感謝と親切は隣り合わせなのだそうです。

したがって、

まずは感謝の種を自然に探せる「良いこと探しの名人」になって自分自身をポジティブに、

その上で、「ありがとう」の言霊の力で周りの人をポジティブにしていきましょう。

Have a nice day!!

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